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ペット共存生活の秘訣



「家を持ったら何をはじめたいですか?」という問いに対し、「庭でバーベキューをしたい」「書斎を構えて趣味の時間を楽しみたい」という回答が多い中、「ペットを飼いたい」という声も多く聞かれます。そんなペットとストレスなく暮らすための秘訣を、今回はご紹介します。


まず、ペットショップに行く前に、留意していただきたいことがあります。それは、世の中には恵まれない犬や猫、そして、自分本位で飼い始め、最後まで責任を果たせない飼い主がいるということ。そのことにより、各地保健所では殺処分が行われるケースがあります。それはあまりにも残酷で、人間のエゴによるもの。なので、まずは家族と真剣に動物を飼うことの責任について話し合ってから、迎え入れる決意をしましょう。

そして、ペットショップにはたくさんの動物がいますが、各地域には動物愛護団体が存在しますので、ぜひそちらも意識していただきたいポイントです。


そして、飼育環境を整える際に、住宅との関連性は非常に重要になってきます。先にお伝えした通り、新居と同時にペットを迎え入れる際に、備えておいた方が良いポイントがあります。以下、ご参考になさってください。


① 犬を飼うのか?猫を飼うのか?それぞれによって用意すべきポイントがあります。


・犬を飼う場合…犬はお散歩が必要ですので、散歩から帰ってきた際に足を拭いたり洗ったりできるスペースがあるとよいです。さらには、シャンプーをする場所もあると定期的に自宅で行え、衛生さを保つことができるでしょう。また、犬は吠える特徴がありますので、近隣の迷惑にならないようにしっかりと躾を行い、臨家に迷惑が掛からないような配置も重要かと思います。特に「吠える」「鳴く」躾ける際の家族の「声」については、防音の仕組みが非常に大切なポイントになります。そして、ペットの種類において、その対応方法や家族と近隣への協力依頼も変化します。それぞれの特徴を理解しつつ、最適な対応を住宅の仕様で実現できればベターかと思います。


・猫を飼う場合…猫は犬に比べ比較的飼育が楽であると所感します。ただし、家具や柱を引っ搔いてしまったりする場合もありますので、躾はもちろんのこと、耐久性を考慮したり、居場所を固定するなど、工夫が必要と言えます。そして、種類によりますが、猫は健康であれば長生きする動物です。なので、長い間家族と快適に過ごせるような仕様が、住まいの環境で実現できることが重要です。特に衛生面では重視すべきポイントが多々あります。トイレや食事の場所を固定し、常に衛生な状態を保てるような間取りの工夫も施せば、互いに良い距離感協で生活できると思います。とどのつまり、動物と共存生活を送ることは「楽しい×大変な時間」を共有することと思います。なので、その覚悟を持って決断することが大切です。


②   間取りや設備の工夫で快適なペット共存生活が叶う場合があります。

先にも挙げましたが、コンサバトリーや省スペースを設けて、ペットの「居場所」を確保することにより、お互いストレスフリーの関係性を築くことができるでしょう。コンサバトリーとは、住まいの一角に土間敷きなどで別格なスペースを配置し、居住環境とは別格のスペースです。また、動線の工夫として、ペットが通り抜けられる小窓付きのドアの配置や、ケージを設けて人間だけしか立ち寄れないスペースを確保するなど、上手にペットと暮らせる設計について、ビルダーの担当者に相談してみてはいかがでしょうか。


③     ペットは何年もの間一緒に暮らす家族です。

しっかりとそのことを留意してそれぞれのシーンを思い描いておくことが必要です。旅行に行く場合、欲しいと言い出した子供が成長した場合、種類によっては長年家族となるペットの存在をしっかりと留意した上で、覚悟を決めて家族として迎え入れることをお勧めします。



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