20年でここまで変わった!? 日本の住宅と暮らしのリアル
- tikomokoro
- 6月2日
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2005年ごろは「一戸建てを建てる=人生における目標」という考える人も多かったです。しかし2025年の今、住宅を取り巻く状況も、人々の価値観も大きく変わっています。人口減少・高齢化、光熱費の上昇、テレワークの普及――こうした要因が絡み合い、住宅には“量”より“質”が求められる時代になりました。
本記事ではこの20年の変化を振り返りつつ、家づくり初心者の方にもわかりやすく最新トレンドを紹介します。
人口と社会の変化が家づくりを左右
家族のカタチが減少
2023年の平均世帯人数は2.23人で過去最少。ひとり暮らしが全体の34%、高齢者だけの世帯も約3割。
4人家族向けの広い戸建てより、「今の家族人数にちょうどいい広さ」が重視されるように。
空き家が急増
2023年の空き家は約900万戸(空き家率13.8%)で過去最多。
放置された空き家は防災・防犯面でリスクとなるため、国や自治体が利活用を後押し。
人気の新築注文住宅から「ストック再生」の意識が高まる
新築着工は右肩下がり
2005年に約125万戸あった一戸建て着工は、2024年には79万戸台まで減少した。
新たな選択肢として、工務店は中古住宅購入+リノベーション、建売住宅や建築条件付き建設地の分譲などと、多様化しつつある。
技術と環境性能:省エネ義務化がカギ
2025年4月から新築は省エネ基準が必須
断熱等級4・一次エネルギー消費量等級4が最低ライン。
設計段階で高性能サッシや厚い断熱材を組み込むのが“当たり前”に。
太陽光+蓄電池が伸びる理由
政府のZEH(ゼッチ:ゼロ・エネルギー・ハウス)補助で普及が加速。
新築建売のうちZEH仕様は7%ながら、前年の4.6%から拡大傾向にある。
スマートホーム市場は2024年に101億ドル、2029年にはほぼ倍増見込み。
高齢者向け住宅では「転倒を検知して家族に通知」「電気の使い過ぎを自動制御」といった機能が標準化。
この20年で、住宅と暮らし方の考え方が大きく変わっていることがわかります。
これからの家づくりは、下記のような家づくりを計画する人も多いことでしょう。
環境性能が高く、暮らすほどに価値が増す家
中古を購入してリノベーションをし、予算や立地を重視する家づくり
人生の節目に合わせて可変性の高い家
住宅や不動産ビジネスでは、既存ストックの再生やサービス設計がカギに。これから家づくりをする人は、金利・光熱費・住む場所を組み合わせ、自分らしい暮らしをデザインする時代です。
次の20年を見すえ、自分のライフスタイルにフィットする住まい方を一緒に探してみませんか?
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