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知っておきたい!今どきキッチン事情


サザエさん家の間取り図を調べると分かりますが、昭和の日本家屋のキッチンは、茶の間と繋がった場所に配置され、背面型で壁や窓に向かって料理をするのが定番でした。

料理に集中できるというメリットはありますが、配膳のしにくさや孤独感といった閉鎖的なイメージが強いと感じる方も多くいるかと思います。


その後、昭和後期から平成にかけて、カジュアルなデザインの家が増えてくると、対面式キッチンが主流となってきます。独立していたいわば「台所」の概念が覆され、開放的でオープンなLDK(リビング・ダイニング・キッチン)の間取りが増えてきました。

 

「アパートで生活している時と違って、家族と話をしながら料理ができてうれしい」、「リビングに隣接させた和室に目が届くので、幼い子どもを見守りながら家事ができるので安心」といった声を多く聞くようになりました。


 

さらに、キッチンにも様々なスタイルが派生し、間取りや暮らし方、キッチンに立つ家族の人数やメインで料理する人の身長などに合わせて「選べる」キッチンへと成長しました。

キッチンの 大夫も様々で、シンプルに壁付けされたI型の他にも、コンロと水栓を平行に配置するII型、海に浮かぶ島のようにフロアの中心に配置するアイランド型など、家族の人数やサイズ感、動線などに合わせてセレクトが可能に。

 

そして、昨今は「キッチンを主役とした家」も続々と登場しています。

コロナ渦を経て、家族と暮らす時間の大切さを再認識した人も多くいらっしゃるかと思います。


親子や夫婦で一緒に料理をしたり、キッチンを囲みながらホームパーティーを楽しんだり、キッチンを中心とした水回り動線を築いたりと、多様性に富んだキッチンライフが派生しています。

 

単に料理をする場所ではなく、コミュニケーションコーナーとしての機能も備えながら、暮らしのハブとして変化しているキッチン。例えばこんな使い方も

 


□バーカウンターのようなキッチン

広々としたワークトップを採用し、カウンターチェアを用意すれば、家に居ながらカフェやバーのような心地よい場所に。落ち着いた雰囲気にすることで、夜はバー感覚でお酒を楽しめます。

 

□晴れた日は外と一体化できるアクティブキッチン

ダイニングから庭へと大きく開口すれば、晴れた日にはアウトドア感覚で楽しめる仕様に。ウッドデッキや芝生を多用すれば、非日常感覚で休日のランチを充実できそう。

 

□窓の景色を楽しめるキッチン

キッチンからの眺めを重視して窓の配置や庭の樹木をセレクトすれば、癒しを取り入れたお料理時間が実現します。インテリアに木の雰囲気を取り入れればさらに効果大!

 

□ディスプレー効果のあるキッチン収納

「見せる」と「隠す」を両立させて、オリジナリティーあふれたキッチンは、季節ごとにアイテムやテーマを変えながら収納ができます。食器や照明までトータルでコーディネートすればお気に入りに囲まれたキッチンに。

 

これから新築やリノベーションを考えている方は、ぜひ今どきのキッチン事情をリサーチの上、自分たちにぴったりのキッチン計画を見つけてみてください。

暮らし方や好みの色や素材、デザインなどでオンリーワンのとっておきキッチンを実現してみてはいかがでしょうか?

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