令和6年能登半島地震による被害へのお見舞い 2024年01月04日 このたび石川県能登地方を震源とする大規模な地震により犠牲となられた方々に、謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。
いざ、災害が起こったときに行動すべき事項についまとめました。
1. 初動対応
安全な場所に身を守る
机や丈夫な家具の下に隠れる。
ドアの枠に立つのは避ける。
頭部を保護
クッションや枕を頭にかぶせる。
ガラスや落下物に注意
窓ガラスや棚の物から離れる。
やはり初動対応が大切ですね。特に二階建ての家であれば、高い位置に移動する手段も大切のようです。机の下に隠れることや倒れてくるものがない場所に移動することが大切です。廊下がある家であれば、通路である廊下は物が倒れる可能性が少ないと言えます。
地震が起こったときは、できるだけ倒れてくるものや家具が無い場所に避難してください。
2. 情報収集
地震の強さを把握
テレビやスマホ、ラジオで震度情報を確認。情報も早く、次に取るべき行動が確認できます。
あくまでも、「正しい情報」を収集すべきです。市町村役場や警察による情報をもとに、冷静な行動が必要です。
周辺の状況を把握
周囲の安全状況や被害の程度を観察することも大切ですが、まずは家族の身の安全を守るために、冷静に行動しましょう。
3. 避難の判断
建物の損傷や周辺状況により、避難が必要か検討する必要があります。地域の避難場所は必ず把握しておきましょう。
公共の避難所や開けた場所への移動を計画し、両親や親戚への連絡も落ち着いたタイミングに取るようにしましょう。
家族の安否は被害伝言ダイヤル(171)を活用することをお勧めします。
災害伝言ダイヤルは、被災時に伝言を録音・再生できるサービスです。状況によっては、電波障害や双方のバッテリーの状況で繋がりにくい場合もあると思いますので、被害伝言ダイヤルを活用することをお勧めします。
4. 二次災害の防止
ガスと水道の元栓を閉めガス漏れや水漏れを防止します。さらに、電気のショートを避けるために、ブレーカーを落としましょう。それにより、火災や水害といった二次災害を抑えることができます。とにかく、冷静な対応が安全を確保するかと思います。
少し地震が落ち着いたら二次災害を防ぐための行動をしましょう。火の元栓を確認し、防災グッズの用意、外に避難することも大切です。
5. 支え合いが重要
概ね、余震が来る可能性があるので、警戒を続け、特にお年寄りやお子様の居るご家庭は皆で声をかけあいながら、互いの心理状態を保ちましょう。
報道でもお分かりかと思いますが、震災の時は消防や救急などの機関の手が回らないことが多くあります。地域のボランティアのサポートや近所同士の助け合いがとても重要になると思います。
6. 精神的ケア
ストレス対処
地震の影響でストレスを感じる場合、適切なケアを受け、場合によっては医療機関に頼りましょう。不確かな情報や過度な情報に惑わされないように注意し、冷静さを保つことが大切と言えます。
一方、地震が揺れている時にしてはいけない行動があります。
例えば、窓を開ける行為です。地震の揺れによりガラスが割れるケースが多いですので、その破片による怪我は危険ですので、絶対にやめましょう。また、家具やテレビを押さえたことにより下敷きになってしまう可能性もあります。
倒れる可能性のあるものや家具の近くにはいないようにすべきです。また、外に避難した場合、ブロック塀や屋根材による事故もあり得ますので、冷静に注意を払いながら判断し、行動をすべきかと思います。
地震大国日本と言われる通り、世界で発生しているマグニチュード6以上の地震の約二割が日本周辺で発生しているデータがあります。
震災があっても冷静に行動するためには、備えておかなければならないことを紹介しました。少しでもお役立ちできればうれしいです。
Comments