リビング以外の収納も要チェック!
暮らしをリアルに想像して設計を。
新築やリフォームの計画時、収納で後悔している人がいます!
せっかくの新居が物であふれてしまわないよう、収納はできるだけ多めに確保したいもの。計画時、家族の家財をチェックして、「何を」「どこに」しまうのかを決めることがコツです。
今回はサニタリー、の収納について解説します。
こんな失敗談が!!!
●とにかく収納スペースを確保!した結果、暮らすスペースに余裕がなくなった!
●流行りのファミリークロークにしたけれど、結局家族分の収納キャパが無かった。
●外部収納が狭い!おかげで玄関にものがあふれかえっている…。
このような失敗を防げるように、それぞれのスポットごとに計画をしましょう。
★サニタリーの収納
サニタリーの収納は、家事効率を左右する大切な要素。適材適所の収納で、便利&美しい空間づくりを目指しましょう。
備品をきちんと収納してすっきりした空間づくりを
さまざまな日用品や消耗品をしまわなければならないサニタリー。
設計段階で適所に収納場所を確保すれば、どこに何をしまうのかが明確になります。
つまり、物の置き場所を的確に決めることが大切!そのスペースにただ詰め込むのではなく、籠や箱を利用してすっきり収めれば見た目も良く、機能的にも使いやすくなるはず。
トイレットペーパーや洗剤などの消耗品は、ストックすることも見据えながら、収納場所を決めましょう。
【POINT1】
洗面脱衣室を広く取って家事室の機能をプラス
洗面脱衣室も3畳ほどの広さを確保すれば、物干しをしたりアイロン掛けをしたりと、家事スペースとしての機能も兼ね備えることができます。ラックや造作棚など、収納も多めに設けられるとさらに便利ですね!
【POINT2】
デッドスペースを有効活用しよう
市販のコーナーラックやDIYで造れる棚などを利用して、デッドスペースを有効に活用すると◎。シャンプー、洗剤、ハンガー、下着類…。
サニタリーにしまう物はたくさんあります。
あらかじめ適所に収納スペースを設けて、いつもすっきりした空間を保てるように心掛けましょう。
【POINT3】
トイレの収納は頭上が狙い目!?
トイレットペーパー、洗剤、手洗い用のタオルなど、トイレにも意外と必要な備品が多く適切な収納が欲しいところ。
天井やサイドに造作の棚やラックなどを設けて、一貫して管理できるようにしましょう。
★小屋裏や納戸など
小屋裏収納や納戸、ロフトなど、たっぷりと物を収納できるサービスルーム。収納力が優れていても、出し入れのしやすさや換気環境なども考慮して。
【POINT1】
季節のものや家族の暮らし方を重視
小屋裏や納戸を設ければ上手に収納できるとは限りません。「どこに、どんなふうに、何を収納するのか」をあらかじめ計画して、プランニングしましょう。今ある物をリストアップし、さらに、家族の成長に合わせてどんな物をしまうのかを考慮することも忘れずに。
奥行きが深すぎたり、梯子での上り下りなどで収納環境に制限を設けてしまったことによる失敗にも注意が必要です。
【POINT2】
きちんとレイアウトして取り出しやすく収納
実際に使うシーンを想定することが大切。
使う頻度や入れ替えるシーンを想定して、出し入れしやすいように設計を。
予め棚やカウンターなどで、どこを仕切るのか何をしまうのかを計画しましょう。
【POINT3】
適度に窓を設けて湿気対策を
大切な物を保管する収納部屋。適度に窓を設けて時々換気するなど、湿気対策も大切です。また、「照明を付け忘れた」などといった失敗談もよくある話。
スイッチの位置にも気をつけましょう。
★玄関・外収納
タイヤやベビーカー、アウトドア用品、冬用具、傘、雨具など、玄関や外部収納にしまう物はたくさんあります。
季節や家族の変化にスムーズに対応できるよう、適切な場所に十分な広さを確保しましょう。
【POINT1】
家族の成長を見据えた十分なスペースを確保
玄関や外部収納に収納したい物は、家族の成長に合わせて大きく変化します。例えば、子どもが小さいころはベビーカーや外用のおもちゃ、ペットを飼ったなら餌やリード、さらに、靴は家族の成長に合わせて増えていく一方です。
今にとどまらず、将来やライフスタイルに合わせながら計画しましょう。
【POINT2】
シューズクロークや家族用の玄関は◎
玄関の一角にシューズクローク兼家族用玄関を設ければ、家族の靴はもちろん、季節はずれのブーツやサンダルなどもたっぷり収納できます。
家族用の玄関としての機能を持たせることで、来客用玄関はいつもすっきり保つことができます。
【POINT3】
シーズンオフの外用具は外部収納で保存
タイヤやスキー用品、キャンプ道具やペット用品などなど、ボリュームのある家財は、外部収納にすっきり納めたいもの。雪の降るエリアは、除雪用品も必須です。
スノーダンプやスコップなども十分しまえる広さを確保しましょう。
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