2024年3月20日、日銀は「マイナス金利政策」を解除し、金利を引き上げることを決めました。
マイナス金利政策の解除は、住宅ローンにいくつかの影響を与える可能性があります。
まず、マイナス金利政策とは、中央銀行が金融機関から預かる資金に対してマイナスの金利を適用することで、金融機関がより多くの貸出を市場に行い、経済活動を刺激することを目的とした政策です。
この政策が解除されると、以下のような影響が考えられ、これから住宅ローンを利用する人にとっては考えておかなければならない情報です。
おそらく家づくりを考えている方々は、このような政治的な内容が自分たちにどのような影響を及ぼすかすら、分からない方も多いことと思います。
弊社のショールームに来場されて、家づくりのノウハウをわからない方が、真剣に考えるときに、ぜひ知っておいていただきたい情報をこれからも発信していきたいと思います。
家づくりの市況は、近年これまでにないほどの変化を迎えていています。だからこそ、この現実をしっかりと受け止め、新生活を切り開くためのタイミングやこれからの方針を立てていただくためにも、この現実を知っていただき、効率的にご家族に最適な家づくりをしていただきたいという願いをこめて、今回こちらのテーマを設けました。
以下、今回のテーマ「マイナス金利政策」に触れていただき、ぜひ、最適なマイホーム計画を立てていただきたいと願っています。
住宅ローンの金利上昇
マイナス金利政策の解除は、銀行ローン金利上昇につながる可能性があります。
※あくまで予想です。つまり、新規に住宅ローンを組む人や、変動金利でローンを組んでいる人の返済額が増加する可能性があります。それを事前に確認することにより、家づくりのタイミングやリアルな計画や方針を立てる手掛かりとなります。もしも家づくりを検討している方がいらっしゃいましたら、住宅ローン相談などを行った上で、計画をリアルに進めたらよいと思います。
変動金利ローンの返済額増加
変動金利の住宅ローンを利用している場合、金利の変動に応じて月々の返済額が変わる可能性が高まります。マイナス金利政策の解除による金利の上昇は、これらのローンの返済額を増加させることになり、元本の返済が少なくなり、返済までの期間が長くなってしまう可能性があります。固定金利への借り換えなども含めて、慎重に選択する必要があるでしょう。10年前に家づくりを実施し、外壁のリフォームのタイミングであるオーナーさんは、このタイミングで変動金利から5年固定や10年固定へ変更しようと考える方々のお声も聞こえてきます。ぜひ、多角的に検討されたり、調べたり、行員の説明を参考にし、自分たちにあった計画を真剣にご検討ください。
固定金利ローンへの影響
既に固定金利で住宅ローンを組んでいる人には、直接的な影響はないと思いますが、その金利は契約時に固定されており、市場の金利変動の影響を受けないと言えます。しかし、今後固定金利でローンを組む場合、金利が上昇する可能性があるため、より高い金利でローンを組むことになるかもしれません。先にも挙げましたが、さまざまな市況の変化やご自身の生活環境の変化を見据えながら、最適なローン商材とタイプをご選択ください。金利上昇が見込まれる場合は、新たに固定金利ローンに借り換えを検討に入れることも一つの方法だと思います。
住宅市場への影響
住宅ローンの金利が上昇すると、新規に家を買う人の購入価格に影響を与えることがあります。金利が高くなると、返済額が増えるため、一部の購入希望者は購入を見送る人もいるかもしれません。しかし、家づくりは結婚と似ていることもあり、ご縁やタイミングが、とっても大切になってくると思います。ご家族でしっかり話し合いながら、そして、土地や建築会社との出会いを大切にしながら、「ここだ」というタイミングをキャッチして、ご家族にとって最高の家づくりを実施し、最高のわが家を持ち、家族とともに成長をしていただきたいと、私たちは願っております。
マイナス金利政策の解除は、国や経済の状況によって異なる影響を及ぼすため、具体的な影響はその時々の経済状況に左右されます。これから住宅を購入する方は、注文住宅、規格住宅、中古住宅購入後のリノベーション、マンション等など、お財布事情とこれからの展望を見据えて、慎重に検討することをお勧めします。
家づくりに長く関わる私たちは、今後家づくりが変わっていくと実感しています。今後は、「家づくりのバーゲンセールは終了し、本当に良い家をつくる企業と本当に良い家を求めるユーザーの皆様とのご縁」が重要になっていくと思います。
私たちつづくでは、お住まいの小さな相談にもお答えいたしますので、気軽にお問い合わせください。新築住宅はもちろん、リフォーム、リノベーション、店舗改装など、トータルでサポート可能です。
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